
第25回『煌めくガラス絵』展(日本ガラス絵作家協会主催)
ガラス絵は、ステンドグラスの補修としてヨーロッパで開発され、清時代に中国に渡り、17世紀頃日本へと伝わりました。当時は、ガラス自体がとても貴重なものでびいどろ絵、玉板油絵などと呼ばれました。18世紀には司馬江漢が、19世紀には葛飾北斎なども描いていたという歴史があります。
1998年、此木三紅大を中心に、途絶えつつあるガラス絵を復活してその魅力を多くの方に伝えたいと「日本ガラス絵作家協会」を発足し、以来25年に亘り制作、普及活動を続けています。
ガラス絵は、平らな板ガラスの裏側に描かれます。それを表側からガラスを透して鑑賞いたします。最初に描いた色が表面の色彩となり、後から塗った色の層が絵画の背景となります。そして左右も逆になるため、描き手は工夫を凝らして描かなければならず、そこが魅力ともなっています。特に宝石のように煌めく光沢が美しく、今、静かなブームとなっています。
今回は、日本ガラス絵作家協会の会員25名による最新作、約100点を展示いたします。ご高覧下さいませ。
出展者:伊藤寿子・恩田みどり・海住万貴子・きよみずミチル・郡司恵子・小作陽子
コノキ ミクオ・小林タエ・佐藤公子・塩見あき子・谷一穂・須之内靖子
高橋昌也・髙木円・田嶋正枝・田中ゆみ・永田紅蘭・八田栄子・花澤三津子
平岡祥子・平山弘・矢吹典子・やのふらしすか・渡邉美和子
日程:2023年12月11日(月曜日)~12月17日(日曜日)
時間:11時 ~18時(※初日12時から/最終日16時まで)
会場:
銀座幸伸ギャラリー1階 / 地図<No,250>
過去の展覧会:2019・2017・ 2016・2015年
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